社会
社会Social
医療・介護をサポートするヘルスケア企業として、地域の医療・介護を止めないことが社会への一番の貢献であると考えています。また、社員憲章で「ダイバーシティを重視し、多様な意見や価値観、働き方を認め合う」「メンバーが心身ともに健康で、貢献意欲を持つことのできる環境を整備する」と定めているとおり、人材ならびに働き方の多様性を目指すとともに、社員が健康でいきいきと働き続けられるよう、働き方改革を進めています。
社会のために
医療機器の安定供給のために
当社グループは医療機器や介護用品の安定供給のために、適正在庫の確保、医療機器の使用期限管理、適正温度管理、生物由来製品の譲受譲渡記録の管理といった品質管理に努めています。
自然災害・パンデミックへの対応
当社グループは「ビジネスを通じて、医学・医療・介護の発展に貢献し、国民の健康長寿に寄与する」というパーパスのもと、地域医療の一端を担うヘルスケアグループとしての責任を果たしていきたいと考えています。当社グループでは医療・介護を止めないという使命を果たすべく、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を整備しています。
- 自然災害に強いデータセンター活用
- 当社グループ各社におけるBCP 整備と定期的なBCP 演習の実施
- 当社グループにおける災害対策に関する情報の共有のため対策委員会の定期的な開催
- 万が一に備えた各社災害対策備蓄品の準備
- 自家発電設備の設置(一部施設)
- 緊急通行車両等の事前届出制度の利用(一部自治体)
- 災害時緊急払出可能な診療用材料の備蓄保管協力(一部自治体)
- 安否確認システムの導入と訓練の実施 など
社員のために
自律的な学びの促進
当社では、キャリアに合わせた「OLBA Academy」をはじめ、自発的かつ主体的な成長意志を持つ社員が学ぶことができる研修を実施しています。
オルバグループの教育体系
主な研修内容
- OLBA Academy ベーシックコース
- 主に新入社員を対象とし、社会人としての基礎力、グループの歴史や文化、医療・介護と医療機器・介護機器等の基本的な知識を習得します。約10 カ月間にわたる研修を通して継続的に学習する習慣を身につける場であるとともに、今後、どの分野を、どう勉強すればよいか、学習の手掛かりもつかむ場でもあります。
- OLBA Academy 指導論文コース
- 若手社員が先輩に指導を受けながら、約1年間かけて論文を書き上げ発表します。臨床現場や社内の課題を発見し、その解決について論述することで、論理的思考力やプレゼンテーション力が身につきます。
- OLBA Academy マネジメントコース
- 初級管理職を対象に開催しています。当社グループのマネジメント道場として、グループの歴史や文化を深く学ぶとともに、PDCA や部下との向き合い方・会計・労務管理・経営戦略など、管理職として必要なノウハウの習得を目的としています。
- OLBA Academy e コース
- 法令、社内ルール、一般教養、IT スキル、医療機器など、業務に必要な知識を効率よく学ぶために、自身の都合のよい時間に受講できるe-learning システムを取り入れています。学習コンテンツはその多くが自社制作となっており、作成する社員のスキルアップにも一役買っています。
- OLBA Academy エグゼクティブコース
- 経営陣や上級管理職を対象に、ガバナンスコード、ESG 経営、DX、ハラスメント、経営計画の策定、アカウンティング・ファイナンスなど、会社経営において欠かすことのできない基本スキルや知識を学ぶとともに、コンプライアンス意識が高く、変化に対応できる経営人材を育成しています。
- 社内の勉強会、各種学会参加
- 医療機器・介護機器メーカーの新商品発売時には、社内で勉強会を開催し、関連する知識をアップデートします。また、各地で行われる学会に参加し、疾病や治療方法、最新機器などの情報を入手しています。
- 自己啓発制度
- 書籍の購入費用を補助する「図書購入サポート制度」やExcel スキルを学ぶ「Excel スキルアップ講座」など、社員の自発的な学びをサポートしています。
多様な社員の活躍
当社グループは「ダイバーシティを重視し、多様な意見や価値観、働き方を認め合う」組織をめざすことを社員憲章に謳っています。入社、昇進、管理職への登用にあたっての制限はなく、さまざまな属性・特性・価値観を持った人たちが、それぞれの力を精一杯発揮できる環境を整備しています。例えば、役職・年齢・性別などに関係なくフラットに意見交換できる組織風土づくりをめざし、社長から新入社員まで全員が「○○さん」と呼び合う「“さん”づけ」運動をグループ全体で行っています。
- 当社グループ(当社及び国内連結子会社)⼈材の状況
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取締役の構成 社員・契約社員に占める女性の割合 管理職に占める女性の割合
当社グループでは、管理職に占める女性労働者の割合はわずかずつではあるものの着実に増加しております。日本の平均女性管理職比率や政府目標などを念頭に「2030年6月期に女性管理職比率19%」を目指す中期目標を設定しました。今後も、育成プランの作成や教育研修の推進など、具体的な施策に取り組んでいきます。
男性労働者の育児休業取得率当社グループでは、「産休育休ガイドブック」の作成・配布、e-learning の実施、男性の育休事例の社内報での紹介などによって、従業員への産後パパ育休制度の周知徹底を図るとともに、育休を利用しやすい環境の整備に努めており、育休取得率は増加傾向にあります。
労働者の男女の賃金差異当社グループでは、労働基準法第4条に基づき、同一の職群であれば男女同一の賃金制度を適用しており、人事評価においても男女共通の基準を設けています。したがって、男女の賃金差異は管理職における女性比率の低さによるものと分析しています。今後は、女性リーダーの育成と管理職への登用を推進していきます。
男性労働者の育児休業取得と、労働者の男⼥の賃⾦の差異(連結⼦会社)
労働時間の把握と業務改善
社員の労働時間は当社のコンプライアンス委員会でモニタリングするとともに、グループ各社においても担当役員が把握し、関連法規を遵守すべく過重労働防止の対策が取られています。社内文書の簡素化運動を実施したり、一部グループ会社では業務改革推進担当を設置したりするなど、継続的な業務改善にも努めています。
柔軟な働き方
社員憲章に定めた、「ダイバーシティを重視し、多様な意見や価値観、働き方を認め合う」を実現するため、多様な価値観・才能・ライフスタイルを持った人材が、それぞれの持てる力を最大限に発揮するための組織づくりを進めています。具体的な取り組みは以下の通りです。
- フレックスタイム制
- 在宅勤務制度
- シフト制、時差出勤
- 副業促進
OLBA-DX による業務効率化
当社グループのDX を実現するための専任組織として、2021 年に「DX 推進室」を設置しました。クラウドサービスなど新たなデジタル技術を活用し、営業プロセスの効率化、バックオフィス業務の効率化を進めています。そして、効率化によって捻出されたリソースを新たな価値を創造するために再投資します。特に人的資源については、付加価値の高い業務に専念できる働き方の実現を目指しています。
健康経営
当社グループは、「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に2020 年から4年連続で認定されています。この認定制度は、経済産業省が主導する健康経営を推進する取り組みで、特に優良な「健康経営」を実践している法人を顕彰する制度です。当社グループでは健康経営の推進のため、さまざまな取り組みを行っています。
地域のために
地域社会への貢献
当社グループは地域に根差した社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。今後も地域のみなさまとともに歩み、地域の発展・活性化につながる未来を見据え、持続可能な経営を追求していきます。
- 岡山テックプランター パートナー企業
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岡山テックプランターとは、岡山発の技術をベースとした新規事業の創出とベンチャーの育成・支援によって、大学・研究機関等から生まれた研究成果を元に世の中の課題解決をめざすプログラムです。地域でベンチャービジネスがうまれるしくみを支援し、地域経済の振興に貢献したい、との思いから、当社グループはパートナー企業として参画しています。
- 大原美術館オフィシャルパートナー
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大原美術館は、岡山県倉敷市出身の事業家・大原孫三郎が昭和5年に設立した日本で最初の西洋美術中心の私立美術館です。現在は、子どもたちの創造力を養う教育プログラムの提供、アーティストの制作支援活動、貴重な文化財を守る修復活動などを通じ、21 世紀に生きて躍動する美術館として多彩な活動を展開されています。こうした活動を支援するため、当社グループはオフィシャルパートナーをつとめています。